






年度 | 工事件名 | 請負形態 |
2023年 | 令和5年度配水ブロック計装設備工事 | 一次下請け |
コメント
配水ブロックとは市街をいくつかの地域に分け、飲み水の水量や水圧を地域単位で管理するためのしくみです。
こうすることで、漏水の早期発見や災害時にいち早く断水から復旧できる利点があります。
とくに、豊中市は北部と南部での高低差が大きいことから、北部に配水場が設けられています。そこから各地域に送水しており、計画にもとづいて44か所で配水ブロックの整備が進められています。
今回の工事は3か所の配水ブロック設備の整備で、水量を測る流量計、水圧を測る圧力計の取り付けと、計測した情報を浄水場へ送る計器盤の据え付けが主となります。
工事場所は車道や歩道にあったため、交通規制をしながら工事を進めました。
作業場所周囲を区画していましたが、すぐ近くを車や歩行者が通過するのでいつ何時重大な事故が起きないとも限りません。そのため、工事中は常に安全対策に神経をすり減らしました。
特に夜間作業は運転手からの視認性が悪くなるため、常に危険と隣り合わせの状態でした。
また、マンホール内での作業は酸素欠乏の危険があり、酸素濃度の管理には気をつかいました。作業前には必ず酸素濃度を測定し、送風機で十分に換気をしてから万全の状態で作業を行いました。
浄水場などの関係者しか立ち入らない施設内での工事とは違い、なにかあればすぐに一般の方々に迷惑のかかる環境での作業でした。加えて、作業場所が非常に狭く重機や作業者のすれ違いが困難で、同じ工事でも異なる点に気を付ける必要があり、苦労しました。
ほかにも、計器盤を据え付けるための掘削で埋設管を損傷していないか、電柱を建柱するときには近くの電線と接触しないかなど、様々な点に配慮する必要がありましたが、作業員さんや関係者の方々の協力もあり、事故なく作業を終えることができました。
今後も安全に気を付けるとともに、様々な方の協力に感謝しながら工事に取り組みたいです。
(責任者:Y.S)