甲子園浜浄化センターで電気棟電気室の高圧受変電設備の更新工事を担当しました。
工事内容は、電気室内の高圧受配電盤、コンデンサ盤、動力・電灯変圧器盤、および低圧配電盤の更新工事です。
この電気室は場内の電源を最初に受ける場所で、そこからポンプ棟・ブロワ棟・用水棟・水処理・管理棟など場内の重要な建物に電源を供給しています。

　盤を更新するにあたっては、電気室内の空きスペースが限られていました。
そのため、まず空いているエリアに新盤を搬入し、旧盤の負荷を新盤に切替えてから既設盤を撤去するという順で工事を行い、これを数回繰り返してすべての設備を更新しました。

　盤を更新している電気室から電源を送っている各建物には、高圧2回線で送電していました。
そのため、大きな設備停止もなく切替え作業ができたのですが、管理棟だけは同じようにはいきませんでした。
そこにはお客様が常駐しているので、照明・コンセントや空調設備の切替えは停電が発生しないようにしなければいけません。
お客様の働く環境に配慮した時間帯に作業するよう留意しました。

　今回工事では元請け所長様、客先ご担当者様との密な調整により円滑に工事を進めることができました。
常日頃からのコミュニケーションが大きな成果をもたらせてくれたと感じる現場経験でした。

（責任者：T.H）