天満堀川抽水所で発電機設備の更新に伴う電気工事を担当しました。
1500kVAのガスタービン発電機1台とそれに付随する発電機盤、燃料移送ポンプ盤および給排気ファン操作盤などの更新です。

　いきなり既設の発電機を撤去すると、非常時に電力をまかなうことができません。
そのため、仮設発電機の設置工事からスタートしました。

　抽水所内は敷地が狭いため、資材の運搬もかなり大変でした。
仮設発電機で非常時の電力をまかなう準備が整った後、機械業者が古い発電機を撤去し、
それに続いて私たちが古い電気設備を撤去しました。

　ケーブルの布設に使う配線資料を間違いのないように作成することに一番神経を使いました。
発電機工事は初めての経験だったので、盤の資料と発電機の資料の突合せ方法がよく分からず苦労しました。

　また、狭い作業エリアに私たち電気工事業者、機械業者それに試験員さんがそれぞれ作業する必要があったので毎日、どのエリアで作業をするのかなどコミュニケーションは密にとるように心がけました。

　ケーブルラックや配管の材料の数を間違えたり、ケーブルの長さが足りず慌てて手配しなおしたりと小さなトラブルはいくつかありました。
それでも現場代理人さん、機械業者、現地試験調整員さん、協力会社の皆さん、それに上司の協力も仰ぎながら無事に竣工することができました。

　この経験を活かし、これから担当する工事でも関係する皆さんとの打合せを大切にし、もちろん安全第一で施工を進めていきたいと思います。

（責任者：T.H）