施工事例

WORKS

令和3年度 大阪市建設局 城北抽水所

プラント設備工場施設

年度 工事件名 請負形態
2021年度 城北抽水所高圧受変電設備工事 元請け

コメント

大阪市には12か所の下水処理場とそこに下水を送る抽水所、および雨水を一時的に貯めておく立坑などが存在します。
今回工事を行った場所は、大阪市都島区にある城北抽水所で今福下水処理場に汚水を送っています。

施工内容は、ポンプ棟にある高圧受変電設備の更新です。
ポンプ棟電気室内にある高圧受変電設備の盤をほぼすべて入れ替えることになりました。
高圧受変電設備とは、電力会社より6600Vの高圧で受電した電気を場内で使用する400V、200Vおよび100Vなどの低圧に変換する重要な設備です。
そのため、常用と予備の2系統で運用されています。

更新方法は、2系統のうち片方の系統で設備を止めないように運用しながら残る片方の系統を順を追って入れ替えていきました。
盤の入替順序を決め、更新していくにつれて変化していく盤の配置に支障がないか事前に検討を繰り返します。
もちろん配置だけではなく、切り替えていく各段階で必要な電圧が確保されているかも検討しなければなりません。

実際の工事では、検討結果にもとづいて配線の切替え→古い盤の撤去→空いたスペースに新しい盤の設置→配線の切替えを繰り返すことになります。
切替えの前日には配線の行先間違いはないかを十分に確認しました。
また、切替えの当日には配線の振替えや試験を担当する複数の作業員さんで共同作業を行います。
そのため、作業開始の合図や作業範囲の連絡などにも注意を払いました。

今振り返ってみると、天候に恵まれて工程を当初からほとんど変更する必要もなく、
決められた工事期間の7か月を無事故無災害で完工できてとても感謝しています。

(責任者:A.K)