施工事例

WORKS

平成27年度 大阪市建設局 舞洲スラッジセンター

プラント設備工場施設

年度 工事件名 請負形態
2015年 舞洲スラッジセンター汚泥溶融炉制御設備機能追加工事 1次下請け

コメント

 今回の工事場所は、2004年に完成した舞洲スラッジセンターで、敷地面積約33,900平方メートル、地上6階、地下1階という大きな施設です。
ここでは、市内の下水処理場からパイプで送られてくる汚泥(沈殿物)を溶融して処理しています。
溶融するための炉が全部で5基稼働しており、今回工事では、2号炉の設備の一部、蒸気循環ファンおよび排ガス関係のインバータ機器更新に伴う電気工事を行いました。
 工事の手順としては、既設配電盤の撤去に始まり、新設配電盤用架台の取付け、配電盤の設置、ケーブル配線、そして試験調整というように進める計画でした。
弊社が直接請け負った内容ではありませんが、配電盤内のインバータ機器取替に関しては計画通りに作業が進まず、それに関連した工事の工程調整で苦労することがありました。
 中でも最も頭を悩ましたのは、なんと配電盤上部に取付けることになっている盤内冷却用エアコンの排水処理でした。
何度も図面を書き直しながら、工法と材料を検討しました。排水管を取付けた後も、本当に排水が可能かどうかなど心配はしましたが、結局うまく排水することができました。
 今回工事対象の2号炉は、設備を停止した上でのメンテナンスの時期になっていました。
そのため、関連する他業者さんも同時に工事に着手しており、資材置き場や作業スペースの確保、特に高所作業車の設置場所などには注意を払いました。
皆様のおかげで、この工事も2016年3月に竣工することができました。
ありがとうございました。

(責任者:T.K)