施工事例

WORKS

平成30年度 大阪市建設局 中浜下水処理場外1か所

プラント設備工場施設

年度 工事件名 請負形態
平成30年度 中浜下水処理場外1か所第4ポンプ棟外高圧受変電外設備工事 1次下請け

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 工事内容は、中浜下水処理場にある第4ポンプ棟の受変電設備と汚水ポンプ設備の更新でした。
この更新により、新たに400V系の負荷が増えることになるため、現状、配電盤が設置されているポンプ棟内の1階にすべての盤を置くことができません。
そのため、3300V高圧盤のみをポンプ棟の隣にある建物の4階に設置するという設計でした。
ただ、このために高圧盤とその下位にある変圧器盤および低圧盤の設置場所が離れてしまいます。
さらに、汚水ポンプが3300Vの電動機だったので、高圧盤のある4階から建物が異なる1階のポンプ室まで高圧ケーブルを何本も布設しなければなりません。
古い建築物だったことや建物が離れていることから、通線できるスペースが限られており、この高圧ケーブルのルート構築は難易度の高い作業でした。

 工程については、当初、高圧盤の更新やケーブル布設までは比較的順調に進みました。
しかし、汚水ポンプへのケーブル接続や、それにともなって設置する低圧盤の更新は、機械工事の進捗に合わせる必要があるため、工程調整に悩まされました。

 現場環境については、市内の下水処理場のため、敷地に空きスペースがなく、工事車両を駐車できるエリアもほとんどありません。
また、同じ建物で機械工事も同時進行しているため、工事資材の置き場所にも困りました。

 このような点以外にも、現場調査の段階から検討しなければならない事項が多く、うまく工事を進められるのかとても心配でした。
それにもかかわらず、工事を進めるうえでやりにくさを感じなかったのは、お客様のご協力があったことと、現場代理人の方の指導のおかげです。
少しでも工事がうまく進むようにと、いつも各方面の方々と調整してくださいました。
そのため、作業所内の雰囲気も大変よく、機械業者の方々とも、いつも以上にきめ細やかな打合せをすることができました。
お客様、作業所長、協力会社の皆さんのご協力により、2019年3月に無事完工することができました。
この工事を通して、各方面との連携、打合せがいかに大事かを改めて実感しました。

(責任者:T.I)